ねえ、正直に聞かせてほしいんだけど。
練習、サボってないよね?
誰よりも早く来て、誰よりも遅くまで残って、
それでも——なんで差がつくんだろうって、思ったことない?
技術も体力も、ちゃんとある。
なのに、あの選手には反応が遅れる。
なのに、試合になると頭が真っ白になる。
なのに、なぜか判断がコンマ1秒ズレる。
それ、努力が足りないんじゃない。
鍛えるべき場所が、違ったんだよ。
人間が受け取る情報の、約80パーセントは目から入ってくる。
スポーツの現場で起きてること——
ボールの軌道、相手の重心移動、味方のポジション——
全部、一瞬で「見て・読んで・動く」が要求される。
でも、どれだけ体を鍛えても、
脳がその情報を処理しきれなかったら、体は動けない。
「見えてるのに反応できなかった」
「わかってたのに、間に合わなかった」
その感覚、心当たりない?
それが答え。
筋肉じゃなくて、脳の処理速度が追いついてなかったんだよ。
でも、ここからが大事なんだけど——
これ、才能の話じゃない。
脳には「神経可塑性」っていう力がある。
繰り返し刺激を与えることで、神経回路は太くな